患者さんにとっての最善な方法を追求する

患者が安心できる歯医者の特徴として「患者さん一人ひとりとゆっくり時間をかけてお話を聞く」ということがあります。 お口の症状や状態・予算や希望の治療期間・好きな食べ物・嫌いな食べ物・趣味など、なんでも話しましょう。 歯科医も患者さんを知ることこそが、患者さんに最も満足してもらえる治療に繋がります。

「どのような悩みがあるのか」や「どんな治療を受けたいのか」をカウンセリングにおいて、どのような些細なことでも構わないので、話しておきましょう。 日頃の過ごし方や雑談などをしているうちに、患者さんの具体的な悩みやその原因などが見えてくるということも少なくありません。

患者さんに最も満足してもらえる治療に繋がる

高齢になることにより、高血圧や心臓病・脳血管疾患などの持病を抱えている方も多く、歯科治療を行う上で、全身管理を必要とするケースが増えてきています。
患者に気を使っている歯医者は、生体モニターの他に待合室に病院にあるのと同様クラスの血圧計を置いて、患者さんの体調にも配慮しつつ治療を行なっています。
高齢の患者さんで「今までずっと元気で過ごしてきたので、血圧なんて測ったことがない」という方が歯医者の血圧計の結果を見て、すぐに内科受診を勧めたところ、糖尿病が見つかったということも珍しくありません。
良い歯医者は患者さんの持病や薬の種類などをしっかり確認の上で、安心して治療を受けられるように配慮しています。
例えば、80代後半の患者さんが他の歯科医院で高額なインプラントを勧められたと相談に来た場合、その方が20本以上の自分の歯が残っていたら、全くその必要がないと答えることもあります。
手術の費用を求めるのではなく、患者さんの健康に注視している歯医者が最も良いでしょう。
何でもかんでも、歯が欠損した際にはインプラントを入れましょうというのは、患者さんのための歯科医療とはいえません。
自分の利益のためや得意な専門分野を患者さんに押しつけるのではなくて、一人一人の症状や需要に合わせて、最適な選択肢の提供をしている方は信頼できます。
何でもできる歯科技術があってこそ、信頼してもらえる掛かり付けの医師だと思います。

治療には患者さんの協力が不可欠なので、コミュニケーションのない歯科医では効果的な歯の治療を行うことはできません。 そのため、患者さんとじっくり話をすることにより、治療がよりスムーズに進むよう心がけている歯科医も多くいます。 技術よりも人柄を意識しましょう。